(元)登校拒否系

反学校、反教育、反資本主義、反歴史修正主義、その他もろもろ反対

フェミ

上野千鶴子東大教授が東京都に講演出講を拒否された件についての反自由党談話

全ての人民のみなさん! こんばんは。反自由党中央委員会です。このような事件に対して、私たちサヨクはどのようなリアクションを示すべきでしょうか? ジェンダー・フリー問題:都「女性学の権威」、上野千鶴子さんの講演を拒否 ◇用語など使うかも… 「見解…

フェミニストはいかに「知る」のか 第三回 複数形の「フェミニストの視点」

「フェミニストの視点」の理論家たちの政治姿勢は、客観性の科学的な概念をラディカルに問うものです。性差別主義的な偏見を取り除くことによってフェミニスト経験主義者が伝統的な客観性を復活させようとするのに対して、「フェミニストの視点」の理論家は…

フェミニストはいかに「知る」のか 第二回 「フェミニストの視点」の理論

「フェミニストの視点(feminist standpoint)」の理論家たちは、単に従来の研究の「エラー」を指摘するだけではなく、社会的な「知」の枠組み自体に関心をもつ人々です。その一人スミスは、社会学の問題構制それ自体が、支配階級の白人の男たちの社会的位置…

フェミニストはいかに「知る」のか 第一回 フェミニスト経験主義という戦略

学校に行けなくなった当時の僕にとって、「知」とは縁遠いものでした。もちろん、すでに80年代には、登校拒否についての科学的言説は巷にあふれていました。心理学者を初めとして医者、教育学者、そしてやや遅れて社会学者たちが僕らのことを研究対象にして…

調査する者とされる者の終わらない関係 第3回 対話は続く?

この連載では、まず、スケッグスが自らの姿を調査の中に位置づけようとしていることを見ました。このことは伝統的な立場からは問題であるとされる可能性がありますが、「フェミニストの視点」理論を紹介することを通して、僕は彼女の試みの正当性を支持しよ…

調査する者とされる者の終わらない関係 第2回 調査する人とされる人の弁証法

Formations of Class and Gender: Becoming Respectable (Theory, Culture & Society) 作者: Beverley Skeggs 出版社/メーカー: Sage Pubns Ltd 発売日: 1997/07/21 メディア: ペーパーバック スケッグスは、自分のアイデンティティーを認めるだけではありま…

調査する者とされる者の終わらない関係 第1回 調査者を位置づける

イギリスのフェミニスト社会学者、ビヴァリー・スケッグスによる『階級とジェンダーの形成:まともになる』*1は、白人労働者階級女性たちを対象とした、長期間にわたるエスノグラフィー研究です。11年間にわたって、スケッグスは継続教育学校(イギリスの大…

(元)登校拒否児のためのブラック・フェミニズム入門講座 第3回 社会運動史のなかのブラック/第三世界フェミニズム

しかし、女性の間の差異を認めることには、困難が伴います。というのも、そのことは、家父長制に対峙しての全ての女性の潜在的団結を当然のものと見なすことを不可能にするからです。スチュアート・ホールは問うています: その二つのもの――文化的差異と社会…

(元)登校拒否児のためのブラック・フェミニズム入門講座 第2回 人種差別・国際資本主義と女性

西欧社会における女性のステレオタイプは、女性は「行儀よく、デリケートで、男性からの援助と保護を必要としている」*1、あるいはそうあるべきだ、というものだそうです。このような固定観念は、家庭に縛り付けるための口実になるという点で、白人中産階級…

(元)登校拒否児のためのブラック・フェミニズム入門講座 第1回 唯白論(ゆいはくろん)

貴戸理恵さんの『不登校は終わらない―「選択」の物語から“当事者”の語りへ』をめぐる「騒動」が、大きな波紋を呼んでいます。本の中で、そして今回の「騒動」を通して焦点となっていることの一つは、アイデンティティーです。「明るい登校拒否児」とそうでな…