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アメリカ政府高官が「ウォーターボーディング」を実体験してクビに



 「ウォーターボーディング」とは、仰向けに板に縛り付けられた容疑者の顔に水を垂れ流して、溺れ死ぬような恐怖を味あわせる尋問技法です。「テロとの戦争」において、アメリカがこのような行為を行ってきたのではないかという疑いが持たれています。

 先日のABCニュースは、アメリカ司法省の司法次官補代理(当時)がこの「ウォーターボーディング」を実体験していたことを報じました。


 2004年に[ブッシュ]政権の拷問についての法的見解の見直し作業を任された司法省高官が、物議を醸しているウォーターボーディングという尋問技法に懸念を抱き、それを実体験していた。情報筋がABCニュースに明らかにした。

 司法次官補代理(当時)であったダニエル・レヴィンは種々の尋問技法を分析するためにワシントン近郊の軍事基地に出向き、[ウォーターボディング]を体験した。

 この後で、レヴィンはホワイト・ハウスの職員たちに、死ぬことはないとわかってはいたが、この体験は恐ろしいものであり、明らかに溺死をシミュレートするものであると感じたと語っていた。*1



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そしてこのレヴィンさんはクビになっちゃったそうです(2005年)。

 この「ウォーターボーディング」についてのブッシュ大統領に対するNBCのインタビューを、以下のエントリーで日本語訳して紹介しています。ブッシュさん、シラをきっているようでもあり、開き直っているようでもあり、興味深いです。


『「永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット』

http://d.hatena.ne.jp/toled/20070726/1185459828 (前編)

http://d.hatena.ne.jp/toled/20070727/1185459989 (後編)


 インタビューは「後編」の半ばくらいにあります。けど、「前編」から読んだ方が面白いYO!


 という宣伝でした。