(元)登校拒否系

反学校、反教育、反資本主義、反歴史修正主義、その他もろもろ反対

幻想上の女教師と小学校英語について対談しました(画像あり)




 結論:小学校英語に賛成

 動機:id:terracaoが反対派だから


 いつごろだったでしょうか。ふと気がつくと、twitterid:terracaoをフォローしてました。

 そしてterracaoさんも僕をフォローしてくれました。


 terracaoさんは女教師です。というわけで僕は気になりつつも、話しかけようとするとドキドキしてしまい、あまりメッセージを送れずにいました。


 ところがふとしたきっかけから、会話がはずむようになりました。話題は小学校英語です。

 正直なところ、僕はこのテーマに思い入れはありません。

 けれどもterracaoさんは言語学者の卵で、そうとう入れ込んでいるようです。

 というわけで、僕は必死に「共通の関心」を装おうとして、積極的にレスを送りました。


 で、twitterでのやりとりが盛り上がってきたところで、思わず誘ってしまったんです。「南大沢の白木屋で、この続きを話さないかい?」って。

 勢いで、terracaoさんにマイミク申請もしちゃいました。


 再現VTRです。


D


 そしたら、すぐにterracaoさんからメッセージが帰ってきて、僕は有頂天になりました。


あざーす!

またオフりましょう!


 これを見て、僕はハッピーな気分に満たされました。


題:俺のマイミキシイ

f:id:toled:20081027114414j:image



 ところが、そのすぐ直後に、terracaoさんは次のようなエントリーをブログにアップしたのです。


学会語」翻訳辞典20


「学会語が難しい!」という話をたまに聞くので翻訳(意訳?)してみました。他にもたくさんあった気がするんですがとりあえずこれだけ。


「太字」=学会語

(ふつうの字)=日本語

「大変興味深い発表をありがとうございました」

(お前の発表に興味深いところは特になかったので具体的に言及しないよ)


「非常に示唆に富むお話でした」

(具体的にどんな示唆が得られるかさっぱりわからなかったよ)


「私はこの分野にはぜんぜん詳しくないのですが...」

(ぜんぜん詳しくない私から見てもお前の発表には変なところがあるよ)


「膨大な資料を駆使していて大変な努力の跡が伺えるのですが…」

(努力すりゃあいいってもんじゃないよ)


「非常に丁寧にまとめられていて、大変勉強になりましたが...」

(「まとめ」なんて誰だってできるよ)


「単なる用語の確認ですが…」

(お前の用語の使い方、間違ってるよ)


「単なる質問ですが、XXXの定義を教えてください」

(お前、もう少していねいに言葉を使えよ)


「最初のほうで聞き漏らしてしまったかもしれませんので、リサーチクエスチョンについてもう一度お聞かせ頂けないでしょうか?」

(お前が何をしたいのかさっぱりわからんよ)


「最初のほうで聞き漏らしてしまったかもしれませんが、研究の意義についてもう一度お聞かせ頂けないでしょうか?」

(この研究が何のためになるのかさっぱりわからんよ)


「枝葉末節の指摘で恐縮ですが…」

(こんな基本的なところをミスってるんじゃねえよ)


「内容にはあまり関係のない技術的な質問で恐縮ですが…」

(学部生でもできるような技術的な部分でつっこまれてるんじゃねえよ)


「......(特に質問が出ない)」

(お前の発表、全然おもしろくねえよ!!!)


http://d.hatena.ne.jp/terracao/20081126/1227685171


 あはは。面白いね。言語って。

 と思ってから先のmixiメッセージを読み直してみて、僕は愕然としました。



またオフりましょう!

(おめーなんかと会ってられるかよ。豆腐にぶつかって死ねば?)


 ガーン!!!!!




 それからしばらくは落ち込んで、何も手につきませんでした。

 けれども僕は、ふと思い出したのです。『<女>なんていないと想像してごらん』という書名を(内容は読んでません)。



terracao = 女教師 = いない


 なーんだ、存在しないんだ。じゃあ気をもんでもしょうがないね。

 次に僕は、『あなたはもう幻想の女しか抱けない』という書名を思い出しました(内容は読んでません)。


 そうか! terracaoは幻想なんだ! っていうことは現実に会えるわけないんだ! ってことは幻想上のterracaoとデートすればいいんだ!


 というわけで、以下はその記録です(会場:池袋のHotelマリオン)。



toled: 今日は、お忙しい中どうもありがとうございます。小学校英語については、僕は以前からとても気になっていました。すごく関心を持っています。今回は専門家のterracaoさんと語り合えるということで、本当に楽しみにしていました。


terracao: こちらこそ。小学校英語は、国家100年の計を左右する重要テーマです。私は以前からこの問題について警鐘を鳴らしてきましたが、残念ながら十分な議論がつくされているとは言えない状態です。特に、反対派に発言の機会が与えられることはありませんでした。あの、これ、つまらないものですが、よろしかったらどうぞ。


toled: あ、ガラナチョコですか? 好物です。ありがとうございます。僕の方は、立場を決めかねている部分もあります。ただ、terracaoさんは明確に小学校英語反対の立場に立たれていますので、今日は「悪魔の弁護人」を務めるという意味で、なるべく推進派的な視点から質問させていただきたいと思います。まずお聞きしたいのは、なぜ反対するのかということです。いや、いきなり核心なのですが。仮に積極的に推進する理由がないとしても、小学校英語導入は既に決まっています。わざわざ反対する必要なくなくなくなくなくなくなくなくなくなくなくなくなくね? と思うんでしょうがどうでしょうか?


続きはid:terracaoにて。