(元)登校拒否系

反学校、反教育、反資本主義、反歴史修正主義、その他もろもろ反対

戸塚ヨットスクール事件 2009

 戸塚ヨットスクールはこれまでに ふくすうの 若者を虐殺してきました。*1このたびの 18歳の女性の死について、マスコミは ほぼ全社が「自殺」という前提で報道をしています。しかし、「自殺」とはなんでしょうか? 安重根伊藤博文をハルピンで撃ったとき、成否にかかわらず、安の死は確実なものでした。そして彼はそれを選んだのです。


 過去に戸塚宏らが有罪になった事件でも、「ヨット船から自ら飛び降りた」少年の死について犯罪性が認定されています。拙速に「自殺」と決めつけることで、戸塚ヨットスクール、ひいてはそれを容認する日本社会の犯罪が不問にふされることを強く危惧します。


 そこでまず、所轄警察署に対して徹底的な捜査を求めることが重要であると考えます。私は、先ほど愛知県警半田警察署に対してこれを要望する電話を行いました。電話番号は、0569-21-0110です。


 これは、戸塚ヨットスクールという「ならずもの集団」による「例外的」事件ではありません。むしろ、現代日本社会における「教育心性」(佐々木賢)の論理的な帰結としてとらえられるべきでしょう。


 しかし、まずは事件の真相を明らかにする必要があります。その上で、戸塚的なものと日本社会の「建前」との共犯関係が問題にされるべきです。


 つきましては、このブログの読者に呼びかけます。半田警察署に電話してください。電話番号を再掲します。0569-21-0110です。


 「自殺」事件として葬り去ってはなりません。徹底的な捜査、必要があれば逮捕、起訴が必要です。読者の良心に訴えます。


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前編: http://d.hatena.ne.jp/toled/20070726/

後編: http://d.hatena.ne.jp/toled/20070727/

「逃げよ。しかし逃げながら武器をつかめ」


 これを書きながら、僕は取り乱しています。泣き叫んでいます。しかし同時に、<自由>ということについて考えます。サルトルは、「ナチス占領下ほど、パリ市民が自由であったことはない」と言っています。同時に僕は、この少女の<自由>に思いをはせます。そしてまた、ナチスから逃れる途中で息絶えたベンヤミンの思想について、思い出します。いまこそ、わたしの、あなたの、自由が問われているときはないと思います。