(元)登校拒否系

反学校、反教育、反資本主義、反歴史修正主義、その他もろもろ反対

真正保守懐憲派



 コイズミや安倍ちゃん、イシハラの台頭を口実にして、戦後民主主義を守るために「健全な」保守派とも連帯しようだとか、革新政策に拘って共産党のような泡沫政党に入れるとしたら結果的にはイシハラにいれるのも同然だ、などと恫喝して回る山口二郎などの賢しげな「リベラル」諸君よ。諸君に良い名前があるよ。真正保守でどうだい? 自分は保守ではないが、ファシストの台頭を阻止するために保守を支援してるんだって? それでけっきょく諸君は保守として振る舞っているわけじゃないか。おめでとう。諸君も立派な真正保守だよ。

 真正保守の諸君には、まず、改憲派としての自覚を持ってもらいたい。君らは、決して護憲派ではないよな? 君らは、PKOよし、安保よし、基地よし、国連の平和維持活動への自衛隊参加OK、そう思ってるんだろ?

 それでいて護憲派を名乗ろうとするのはいくらなんでもムリがあり過ぎだよ。SMAP非モテキモオタが入ろうとするようなものだよ。

 憲法9条との関連では、護憲とは何よりもまず自衛隊在日米軍に対して蜂起することである。軍隊を滅ぼすことだ。

 護憲とはそういうことだ。

 ところが自衛隊も容認、海外派兵もOK、安保はそのままで---こんなことを言っておきながら、なお「護憲派です」っていうのは何なんだろう?

 人は殺したい。けれども心はピュアなリベラルでいたい。ということなのか?

 わかった。じゃあ、こうしよう。諸君は懐憲派ということにしようではないか。君たちは憲法をなし崩しにしようとしている。しかもそれを、ファシストに対抗するために全ての民主主義者は山口二郎が選ぶ候補や政党に結集するよう恫喝するといった形で。

 これからまずまず軍国化が進行するだろう。諸君は大量殺戮を始めるだろう。

 ふと不安になる瞬間が訪れるかもしれない。返り血を浴びた顔を鏡に映して、いったい自分はいつこんな怪物になってしまったのかと驚愕する日がやってくるだろう。

 その時に、憲法がまだあるのか、別のものになってしまっているのかはわからない。

 どっちにせよ、諸君は第9条を読み返して、懐かしい憲法の思い出に浸ることができるだろう。次に人を殺すときには、携帯型憲法を胸ポケットにでも入れておけ。何人殺そうが君のハートはビューティフルのままかもしれない。

 もちろん、反自由党は真正保守も懐憲派も打倒する。

 いずれ、懐憲派なんてのがいたねえと二重に懐かしむ日が来るだろう。