(元)登校拒否系

反学校、反教育、反資本主義、反歴史修正主義、その他もろもろ反対

思索

『不登校は終わらない』は終わらない

東京シューレが貴戸理恵著『不登校は終わらない』に対する見解(以下「見解」)を発表しました。この見解に対する僕の見解は、貴戸さんによる本の出版を支持するというものです。しかしその思いは複雑で、どうリアクションしていいのか少々混乱しています。…

学歴詐称事件と「反学校の倫理」

またしても政治家の学歴詐称事件が起こりました。 ★学歴誤記:高橋札幌市議が12年間 高橋忠明・札幌市議(70)=西区、自民=が初当選した83年から4選を果たした95年の市議選までの間、後援会員向けに発行した小冊子に、実際は高校中退の最終学歴を…

<普通>と<登校拒否>をめぐって

登校拒否解放の(不)可能性 前編の最後を、僕は次のように結びました。 登校拒否は病気だ。登校拒否は暴力を生む。登校拒否はひきこもりにつながる。登校拒否は不自由だ。そして、そのようなものとしての登校拒否を肯定するのだ…。 これに対して、Mallkuさ…

登校拒否解放の(不)可能性 toyoさんの問いに応えて

toyoさん(=ぼよさん)からトラックバックが送信されました。「登校拒否解放の(不)可能性」に対するコメントがつけられています。ぜひ↓をご覧ください。 http://volvox.seesaa.net/article/1384204.html toyoさんいわく、 「登校拒否は『病気』ではない(…

登校拒否解放の(不)可能性 後編

再び前編の最後の言葉を引きます。 登校拒否は病気だ。登校拒否は暴力を生む。登校拒否はひきこもりにつながる。登校拒否は不自由だ。そして、そのようなものとしての登校拒否を肯定するのだ…。 しかしでは、病気などの社会的にマイナスとされている要素を含…

登校拒否解放の(不)可能性 中編

前編の最後を僕はこう結びました。 登校拒否は病気だ。登校拒否は暴力を生む。登校拒否はひきこもりにつながる。登校拒否は不自由だ。そして、そのようなものとしての登校拒否を肯定するのだ…。 これに対して、toyoさんはこう書きました。 なぜこんな事をく…

登校拒否解放の(不)可能性 前編

近年、登校拒否解放運動*1は「バックラッシュ」(反動)に見舞われています。90年代は彼らの主張が一部マスコミに取り上げられ、「理解」が広がっていく時期であったとすれば、現在は不登校の「行き過ぎた肯定」が反省されつつある時期だと言えるでしょう。 …

バーチャルな不幸を抱きしめて

いま体験しているこの現実は、コンピューターによって生み出されたバーチャルリアリティかもしれません。目の前にあるものも実際には存在せず、「本当の」世界には、まったく異なる現実があるとしたら? このような問いに、科学的に反論することはあまり意味…

自民党の神さまへ

すみません。嘘ついてました。周りに対しても、自分に対しても。これまでに唱えてきたサヨク的な題目は、全て空しいものなのです。 物心ついたころからサヨク的な心情を持っていました。弱いものを愛し、不平等を憎み、不正義を糾弾する。自分はそういう人間…